こんにちは
こがみのりです(=゚ω゚)ノ
という事で、これまで神社や神話の話がメインで来ていたのですが
日本の文化の流れを考えたら
神様だけでなく、仏様、仏教の流れは無視できません!
というか、こがは仏像大好き女子なので(笑)
神様だけでなく、ホトケ様についてもお話ししていきたいなと思います!
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仏教って何?
―――――――――――――――――――――――――――――そもそも仏教とは
世界三大宗教(キリスト教・イスラム教・仏教)の一つで
紀元前7世紀から5世紀に北インドあたりに実在した人物
ゴータマ・シッダールタを開祖とする宗教です
お釈迦様(釈迦牟尼)とか
ブッダとか
仏様とか
色んな名前がありますが
釈迦牟尼(釈迦=釈迦族・牟尼=聖者)
ブッダ=悟った人の事
仏様=そういうのひっくるめて
こんな感じです
なので、みんなしっくりくるもので読んでいるのだと思います(笑)
こが的には「ブッダ」がしっくりくるので
「ブッダ」で統一しています
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新興宗教の仏教
―――――――――――――――――――――――――――――現代の私たちにとっては
「仏教」は古典的・伝統的な宗教という位置づけだと思います
ですが、お釈迦様が教えを説き始めたころは
お釈迦様以前から信仰されていたたくさんの神々がいて
たくさんの宗教家たちがいました
ですので、ブッダの位置づけとしては
なんか・・・新しい宗教始めたのが出てきたな・・・
という感じの新興宗教的立ち位置だったのです
では、当時のインドの宗教や思想って
どんな感じのものだったかを見ていきたいと思います
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インドの思想・哲学の流れ
―――――――――――――――――――――――――――――ブッダが生まれる前のインドの思想の流れを追いかけて見ましょう
現存するインド最古の文献は、ヴェーダ
ヴェーダは、口伝によって、現代まで伝えられました。
ヴェーダにも色んな種類があり、
・祭祀や呪術に使われるマントラ(呪文)
・インドの神話
・祭式の次第・順序などの規定
・マントラの起源・語義などを神話と結びつけて神学的に説明
など、色んな種類のヴェーダがあります。
ヴェーダのうちもっとも古くて重要なものが
『リグ・ヴェーダ本集』です。
これはヴェーダの祭式において
神々を祭場に招き称賛する賛歌が集められています。
神々の姿、あり方を描いた神話を伝えています。
日本の古事記みたいですね。
そして、ここに登場する神様は、日本やギリシアと同じで
たくさんの神様たちが登場します
火の神 アグニ
河の女神 サラスヴァティ―
夜の女神ラートリー
太陽神スーリヤ
など、たくさんの神々が登場します
神々は、超越的な存在というよりは
人間的で、多くは自然現象に起源を持ちます
そして、そこにはギリシャ神話のゼウスのような
最高神が存在するではなく
ただただ、交互に神々が現れては
それぞれに最上の賛辞が述べられるので
日本の多神教に近いように思います
神々は人間の願望を実現する力を備えた存在として
お祭では、そのような神々に供物を捧げ
賛歌を唱えて、神さまによろこんでもらって
その力をいかんなく発揮してもらい
人間の願望が成就されることを願って行われました
ちなみに、わたしも一度
ヴェーダに書かれている祭式に挑戦しようとしたことがありました
「アグニホートラ」という祭式で
火の供養をする祭式です。
朝夕、火神アグニに乳を供える祭式で
自然サイクルのバランスをとり、生命を養う儀式です。
それによって、不浄な影響を取り除き
純粋でクリーンかつ健康によい環境を生み出すことを祈願します
これに必要なのは、「ギー」というバターオイルの一種と
乾燥した牛の糞・・・
用意するにはしましたが・・・
毎朝日の出日の入りに祈りを捧げる・・・
現代人の私には無理でした(笑)
お仕事行けなくなってしまいます(笑)
バラモンにとって、生涯の義務だったそうです
うん・・・バラモンにしかできないですよね(笑)
こうして、人々は祭式を行い
純粋に、神様につながる事を求めて祈り
神々を敬っていたのですが
時代が進むにつれ、だんだんと様子が変わってきます・・・
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ブラーフマナの時代
―――――――――――――――――――――――――――――「ブラーフマナ」とは「ヴェーダ」の注釈書で
ヴェーダの祭儀を解説している「解説本」です
リグヴェーダの時代(神々を賛辞する祭式)から時代が進んでいくと
神々よりも祭式のほうが
強力な力を持っていると見なされるようになってしまいました。
正確に行われる祭式は、神々を支配する力を持つと考えられるようになりました・・・
それまでは、神々を斎場にお迎えして
マントラを唱えて、神様に喜んでもらい
そのうえで、神様にお力をお借りして
人間は願望を成就するというスタンスだったのですが・・・
神々は、強力な祭式により斎場に呼び出され
そこで唱えられる聖句のもつ呪力によって支配される。
神々の恩恵を求めるというよりは・・・
神々を祭式によって操作することにより
人間の願望が実現する
という、神様と人間の関係性が
ちょっとおかしい関係性になってしまいました・・・
より強力に神々を支配するために
詳細なヴェーダの解説書が必要になったのが
このブラーフマナの時代なのです
つづく・・・
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