「空間を整える」と聞いたとき、
あなたは何をイメージしますか?
単なる掃除や片付けのことだと思われがちですが、実はもっと深い、
「自分と世界の境界線」を調和させる儀式なのです。
今日は、どこにいても、誰といても、一瞬でその場を味方につける
「空間と素(す)の整え方」についてお話しします。

空間は「自分の状態」の映し鏡
満員電車に乗ったとき、みんながイライラしていると
自分までトゲトゲした気持ちになりますよね。
逆に、誰かがスッと席を譲ったり、穏やかな表情でいたりすると、
その場の空気がふんわりと和らぐことがあります。
空間とは、そこにいる人のエネルギーが混ざり合った「プール」のようなもの。
「空間が整っていない」と感じるとき、
実は整っていないのは「自分の心」かもしれません。
自分が整った状態でそこにいれば、たとえ誰かが物を落としても、
スッと手を貸して安心を広げることができます。
自分の所作、表情、一つひとつの動きが、
その空間の質を決めているのです。

アウェイの場所でこそ試される「敬意」
自分の部屋(ホーム)ではなく、
公共の場や初めて行く場所(アウェイ)では、特に
「その空間の役割」を知ることが重要です。
美術館なら、静寂を楽しむ場所。
コミュニティスペースなら、和を広げる場所。
その場所が何のために存在し、周りの人が何を求めているのか。
そこに敬意(リスペクト)を払わず、
自分の「当たり前」を押し通すのは、
空間をぶち壊す「KY(空気読めない)」な行動になってしまいます。
「郷に入っては郷に従う」。
この謙虚な姿勢こそが、空間に受け入れられ、
神様や場所に味方してもらえる第一歩です。

最難関の修行、「素(す)」を整える
私たちが人生で失敗したり、人間関係でつまずいたりする原因の多くは、
実は「無意識の行動(素)」の中にあります。
無意識に出している大きな足音
無意識にバシャン!と閉めるドアの音
無意識に浮かべている不機嫌な表情
これらは自分にとっては「普通」
でも、周りにとっては不快なノイズになっていることがあります。
この「素」を整えるために必要なのは、「聞く耳を持つこと」です。
人からの指摘や、自分が出している「音」に意識を向けてみてください。
「音を聞く」ことと「人の意見を聞く」ことは同じです。
自分の無意識に光を当て、わがまま(自我)を
あるがまま(純粋な自分)へと昇華させていく。
これが「素を整える」という一生の修行です。

今日からできる「空間を整える」3つの習慣
表情管理を徹底する
たとえ一人でいるときも、空間に対して「微笑み」を絶やさない。
「立つ鳥跡を濁さず」
掃除 自分が使った後は、次に来る人が心地よいように、来た時よりも美しくして去る。
空間への敬意を形にする
その場所のルールを尊重し、調和を乱さない振る舞い(音・所作)を意識する。
「素」を整えるプロセスは、一人ではなかなか気づけません。
だからこそ、コミュニケーションが大切なのです。
意固地になって自分の「巣(エゴ)」に閉じこもるのではなく、
周りの意見に耳を傾け、高い志や神様と繋がる
「開かれた素」を目指していきましょう。
あなたが整えば、世界は勝手に整い始めます。


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