ストーリー
神社で巫女のバイトをする「しわす(広瀬アリス)」は、
福岡県福津市の宮地嶽神社の宮司を父にもつ(リリー・フランキー)
特にやりたいことや夢があるわけではないが、
幼い頃に母(飯島直子)が家を出ていったことがトラウマになっていて
何かにつけ周りに反発する
そんな中、ボヤ騒ぎや賽銭や食べ物の盗難など神社でトラブルが相次ぎ
夜中、しわすが境内を見回りをしていると
社殿に5歳の少年・健太(山口太幹)を発見
一切口をきかない健太をしばらく神社で預かることになる
しわすはいやいや、健太の世話係をすることに・・・
やがて母親の美和(MEGUMI)が健太を迎えに来るが、
数日後再び健太は神社に戻ってきた
顔には殴られた痕があり、児童相談所の相談員を交えた話し合いの席で
誰に殴られたか聞かれた健太はしわすを指さす
警察も動き出し、疑いの目を向けられるしわすだったが……。
キャスト
しわす – 広瀬アリス
粗雑な言動が目立つ宮地嶽神社のアルバイト巫女。現在就職活動中。
健太 – 山口太幹
宮地嶽神社に現れてはいたずらをする5歳の少年。
周囲の人物に対して一切口を利かない。
美和 – MEGUMI
健太の母親。シングルマザー。
真紀 – 飯島直子
しわすの母親。しわすがまだ幼かったころに家を出て行く。
大鳥 – リリー・フランキー
しわすの父親。宮地嶽神社の宮司を務める。
感想(ネタバレ注意!)
という事で、「巫女っちゃけん」ですが
このビジュアルがとても好きでした
ごみ袋を被った健太が
なんとも「稲中」的で(笑)
映画を見る前からお気に入りでしたが
これって、結構大事な意味があったんです
こっから先は多少ネタバレになるので
これから見に行くという人は見ないでくださいね
ではでは、このごみ袋ですが
母親からDVを受け、疎外感満載で一人さみしくたたずむ健太に
しわすが突如、ガバッ!!とごみ袋をかぶせ
拉致します(笑)
ごみ袋をかぶせたまま、宮地嶽神社の境内へ拉致って来ますが
そこで、しわすはハッと気が付きます
ごみ袋の中で、酸素不足になりかけている健太に(笑)
慌てて、ごみ袋を破って顔を出すのですが
なぜか、そのままストーリーは続きます
で、実はしわすも小さいころ
お母さんが離婚して家を出て行ったあと
さみしくて、公園で一人立ち尽くしている時
父親の宮司から同じことをされるのです
ごみ袋をガバッ!とされて
同じ道をダッシュで拉致られる(笑)
しわすも、母親からの愛情を得ようとして
それが叶わなかった、子供時代を過ごします
健太の状況に、幼い頃の自分の姿を重ねていたかもしれません
で、すったもんだの末に
健太の母親が改心して
笑顔で家に帰ろうとする健太を送り出し
見送るしわすの背後から、宮司が忍び寄り・・・
また、しわすにごみ袋をかぶせるのです(笑)
そして、また、ビニールを破って顔だけ出している(笑)
なんで?と思いますが
これが、実は生まれ変わりを表しているのかな?と思いました
一枚、皮を破ったというか
脱皮したというか
新しい(成長した)自分に生まれ変わった瞬間を
このごみ袋で表現したのかな?って
ごみ袋・・・
過去の思い出、嫌な記憶をごみだとは言いませんが
持っていても仕方がないもの・・・という事でしょうか
結局、人が成長するときに
一番向き合わないといけないのは、「過去」
「過去」の自分の価値観
「過去」の捕らわれ
自分が変われない理由を「過去」にあった出来事のせいにする・・・
これらは全部いらないものだという事を
宮地嶽の神様が教えてくれているような
そんな気がしました
三韓征伐に向かった神功皇后も
見えない大陸に向かった
「見えない」=ない
という自分の価値観よりも、ご神託をとった
それによって、大功をなしたわけですからね
「起きたことをすべからく受け入れて
いきていくしかないんだよ。」
劇中のリリーフランキーのセリフです
過去を呪ったり、悔やんだりしても仕方ない
この瞬間に生まれ変わって、前に進んでいこう
「過去」の自分に打ち勝つこと!!
「何事にも打ち勝つ」のが
宮地嶽大神の功徳なのですから
宮地嶽神社に行こう!!
宮地嶽神社は嵐のCM「光の道」でとても有名になりました
小さい頃、そんなに特別なことだと思ったことはなかったのですが
大人になって、その素晴らしさを知る・・・というのは
よく聞く話だと思います
もっと、ちゃんと見とけばよかった(;^ω^)
そんな光の道が、もうすぐ見れます♪
平成三十年は
2月17日(土)~2月25日(日) の間
「夕陽のまつり」が行われます
この期間は、通常と違って交通規制などもあるとのことですし
交通機関も込み合うかもしれませんので、ご注意ください♪
宮地嶽神社HP
〒811-3309
福岡県福津市宮司元町7-1
Tel : 0940-52-0016
Fax : 0940-52-1020
【お車・バイクをご利用の場合】
■高速利用
福岡市方面から九州自動車道古賀IC下車
北九州市方面から九州自動車道若宮IC下車
■一般道
福岡市天神から国道3号線で50分
北九州市小倉から国道3号線で70分
【電車・バスをご利用の場合】
■JR
福間駅下車、駅前よりバス(タクシー)にて約5分
徒歩にて約25分(約2km)
■西鉄バス
JR福間駅から常時運行
【参拝時間】
■ ご祈祷:午前8時半~午後5時(左記以外の時間でも相談可)
■ 授与所:午前7時~午後7時
■ 御本殿開扉時間:開扉 閉扉
日の出 ~ 日の入
映画「巫女っちゃけん。」HPはこちら→「巫女っちゃけん。」
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