お正月に飲むお茶~大福茶~。

日本人でよかったーと思う事の一つに
日本には四季があるという事でしょうか・・・


先日、外国に長いこと住んでおられた方が


「日本は季節によって色が変わるのがいいよね
だって、僕が住んでた国は


年中緑だったよ
別に悪いわけじゃないけど、これが「趣(おもむき)」ってやつなのかね
日本はいい国だねー」


と、言っていたのを聞いて
一年中緑って、逆に想像できないと思いました(笑)



お茶で過ごす年中行事



こがみのりの著書
「神様に愛される 一杯のお茶習慣」では
お茶で人生を変えることができると書かせていただきましたが
それは本当です


では、なぜお茶で人生が変わるのかというと・・・
お茶を入れて飲むことで、神社参拝と
同じだけの功徳をいただけるからです


これについては、こちらの記事をご覧ください
↓  ↓  ↓
神社参拝の作法と、茶道の作法の共通点の不思議


神社では、季節ごとに神様をお迎えする行事があります
それを、お茶でもやることができるのですが
まずは、お正月に飲むお茶からご紹介しますね


お正月に飲むお茶「大福茶(おおぶくちゃ)」



「大福茶」は関西地方でお正月に飲まれる新年を祝うお茶です
大変縁起がいいものとされ


大福茶を飲めば邪気が払われ
新しい一年に幸福をもたらすと言われています


全国的にはあまり知られていませんが
じつは、平安時代から続いている風習なんだとか・・・


その発端は、天暦5年(951年)
空也上人が疫病の流行に際して梅干しの入ったお茶を
病に苦しむ人々に振る舞うと・・・


疫病は下火となり、その後
村上天皇もお正月にこのお茶を飲んだのだそうです


村上天皇が飲んだことにより
天皇が飲んだお茶=“皇服茶”の名前がつき


“皇服茶”は幸福と関連づけて
「大福」の文字が当てられるようになったとされます


「だいふくちゃ」ではなく「おおぶくちゃ」です(笑)


ちなみに空也上人とは
口から六体の仏が出てきている仏像で有名な
あのお坊さんです


この六体の阿弥陀像は「南無阿弥陀仏」の六字を象徴していて
念仏を唱えるさまを視覚的に表現しているのだそうです


京都では大福茶と一緒に花びら餅を食べるのが一般的だそうです


花びら餅とは、京都でお正月に食べられる伝統の和菓子で
白味噌のあんと鮎に見立てたゴボウを求肥に包んだ縁起物です


来年のお正月は縁起を担いで大福茶を飲むのもいいですね


大福茶の作り方



大福茶の作り方は、超簡単です


湯呑に
①梅干しと結びこんぶを入れます

②その上から緑茶を注ぎます

完成です(笑)


たった、これだけですが、
これが大福茶の作り方です


お茶は緑茶でも、ほうじ茶でも
玄米茶でも構いません


年神さまをお迎えする気持ちで入れる



作り方はとても簡単な「大福茶」ですが
これを、ほいほいほいーっと、作業をするようにやるのでは
あまり意味がないのです


中に入っているものにも
ちゃーんと意味があるのです


結びこんぶ

昆布は鎌倉・室町時代から今日まで
『よろこんぶ』として、縁起物とされています


喜び事の意味があるのですが
その喜び事と結ばれる・・・


という意味での、「結びこんぶ」


「梅は百花にさきがけて咲く」と言われるように
寒い冬をじっと耐え、春の訪れを知らせてくれることから
喜びの象徴とされています


また、梅は「産め」と掛詞になっていて
生み出すこと
新しいことの始まりを象徴します


ので、これらを合わせて入れたお茶を飲むことで
新しい年も、喜び事と結ばれ、それが形になりますように・・・


という祈りとともにいただくのです


ぜひ、皆様もお正月のお茶に
一手間かけて、お客様をおもてなししてみてくださいね(=゚ω゚)ノ

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自分の人生に悩んだときは お茶に聞いてみてください

きっと、今よりももっと輝ける自分 大切な人との未来が開けます( *´艸`)

 

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