【深層解説】なぜ「自分」を守ろうとするほど、人生は絶望に近づくのか?


先日、社会学者の宮台真司せんせいが
わたしたちのコミュニティのある、大阪枚方市楠葉にお越しいただき
沢山のお話をしていただきました。

お話の内容は、「幸せとは何か」という事を
根底から見つめ直す、目からうろこな事ばかりでした。
今日は、その内容をつたない文章ではありますが
ご紹介させていただきます。








「幸せになりたい」と願うとき、
私たちは無意識に「自分という存在」を前提にしています。

しかし、その「自分(自我)」こそが、
実は社会によってインストールされた
不自由なプログラムだとしたらどうでしょうか。

今回は、チンパンジーと人間の比較、
そして言語が作り出す「自己イメージの檻」について深掘りします。




言語が作り出す「自己イメージ」という檻



私たちは、言葉を覚えることで
「自分」という概念を持ちます。

日記を書き、過去を振り返り、
「自分はこういう人間だ」というセルフストーリー(物語)を作り上げます。

問題は、ひとたびこの物語ができあがると、
脳はそれを死守しようとすることです。


「自分」に都合の良い情報は受け入れる(コミット)

「自分」に不都合な事実は見ないようにする(オミット)


この選別が「我執(がしゅう)」、つまり自我の防衛本能です。

「傷つきたくない」

「損をしたくない」

と、守りに入った瞬間、人は
「今、ここ」にある宇宙のエネルギーから切り離され、
社会というシステムに都合よく使われるだけの

替えのきく「部品」へと劣化してしまうのです。








「無我夢中」という最強の解放



釈尊(ブッダ)は、子供を見ろと言いました。
子供は言葉を使って
「自分を守るためのポジション取り」なんてしません。

ただ「やりたいからやる」という欲動に基づき、
遊戯(プレイ)の中にいます。




この状態を、仏教では「三昧(さんまい)」

現代の心理学では「フロー」や「フュージョン(融合)」と呼びます。

そこには「自分」と「対象」の区別がなく、
ただ純粋なエネルギーの循環があるだけ。
これが、本来人間が持っていた「最大の協力(調和)」の姿なのです。








人間は「後悔」と「不安」を発明してしまった



京都大学の松沢哲郎先生の研究が示す事実は衝撃的です。

チンパンジーは、手足が切断されるような大きな事故に遭っても、
決して「昔はよかった」と絶望したりしません。

彼らは常に、今動かせる体で、
今できることを最大化して生きています。

一方、人間は高度な記憶容量と言語能力を持ってしまったがゆえに、
「あの時ああすればよかった(過去への粘着)」と
「これからどうなるのか(未来への不安)」の間を
行ったり来たりします。

人間とチンパンジー
それぞれのカップルがいたとして
女性(メス)が浮気をしたとわかったとき

チンパンジー: 浮気現場を見たその瞬間は、目の前のライバルに嫉妬しても、
       その場が終われば忘れて今を楽しむ。




人間: 「10年前、あいつに裏切られた」といつまでも粘着し、
    文明という名の「復讐と防衛のシステム」を築き上げる。

チンパンジーと人間の決定的な違いは
「恨みを忘れることができるか」です。

チンパンジーは目の前でパートナーを奪われれば
その場では怒りますが、現場が終わればその感情から離脱します。

しかし、人間は言語を持ってしまったがゆえに、
感情を「記憶」として定着させ、
何年も、時には何世代も粘着(キープ)させることができます。

「10年前に裏切られた」

「先祖が土地を奪われた」

「あいつより下のポジションに置かれた

この消えない怒りや劣等感を晴らそうとするエネルギー、
つまり「復讐心」が、


相手を凌駕するための技術開発や、
富の蓄積、権力構造の構築へと繋がりました。

これが文明の駆動源の一つであるという見方です。
この「時間という概念」に縛られたセルフストーリーこそが、
私たちが幸せを実感できない最大の原因なのです。








「社会の奴隷」になるためのOS=言語



社会という巨大なシステムが存続するためには
人間が「予測可能で、制御しやすい存在」である必要があります。

そのために、社会は私たちに
「言葉」というOSをインストールしました。

言葉を持つと、人は「自分はこういう人間だ」という
セルフストーリー(自己物語)を描き始めます。
すると、その物語を維持するために

「より高いポジション」

「より安定した年収」

「より良い評判」

といった、社会が用意した「価値のハシゴ」を登らざるを得なくなります。

「自分を守るため」に必死にハシゴを登っているつもりでも、
実は社会というシステムにとって
「使い勝手の良い、替えのきく部品」として最適化されているだけなのです・・・。




社会というシステムを維持するために、
個々人が「自分」という物語に執着し、
不安に駆られて働き、
消費してくれることが都合が良いのです。

社会は「言葉」というOSを私たちにインストールすることで、
私たちをシステムの維持に最適な「社会の奴隷」へと仕立て上げました。








なぜこれが「不幸」に直結するのか



「復讐と防衛」のために文明を発展させればさせるほど、
私たちは「今、この瞬間」から遠ざかります。

復讐(過去への粘着)にエネルギーを奪われ

防衛(未来への不安)に心を支配される。


その結果、子供のような「無我夢中」や
「三昧(フロー)」の状態を失い、
自分のポジションやプライドを守るだけの、
ガチガチに固まった「自我」という檻に閉じ込められてしまう。

文明とは、人間が
「傷つく恐怖」を克服しようとして作り上げた巨大な装置ですが、

その代償として私たちは
「今を生きる自由」を差し出しました。

宮台さんのお話は、私たち文明に生きる人間が
「文明的な劣化」から抜け出し、
再び、チンパンジーや子供のような、
言葉を超えた「生の輝き」を取り戻せるか?

という問いを投げかけるものでありました




つづく・・・

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