お茶の時間の作り方。

2016.10.02

おちゃ部 「 こちゃ部 」メルマガより

おいしいお茶を淹れてみよう♪
というわけで、前回は「形の背景」についてお伝えしました

なので今回は、「お茶の時間」の過ごし方についてお話しますね。

お茶の時間の過ごし方と言っても
難しいことを言いたいのではありません(゚∀゚)

亭主(お茶を入れる人)と
ゲスト(お茶を飲む人)とが
互いに、楽しもうと協力するということです♪

これは、いわゆる戦国・桃山時代のお話ですが・・・

茶聖千利休と、兄弟子である「丿貫(へちかん)」のエピソード

「丿貫(へちかん)」とは人物名で
戦国・安土桃山時代の伝説的な茶人です

千利休の師匠でもある武野紹鴎に師事し
数々の奇行で茶をもてなし、人の目を引きました

伝説的かなり変わり者の茶人「丿貫(へちかん)」が
千利休を自分の茶室に招いた時の話です(^_^;)

利休は刻限通りに丿貫のもとへ出向いて
茶室に進もうとしました

が・・・

なぜか、茶室の前に落とし穴が掘られていました(゚A゚;)

そして、千利休は
・・・落とし穴に落ちてしまいましたΣ(´∀`;)

落とし穴に落ちた利休

ドロドロの服

それを見て驚いた丿貫(へちかん)は

すでに用意してあった風呂へ利休を入れ
これまた用意されていた着替えを渡して

すがすがしい気分になったところで
茶事をはじめたといいます(゚∀゚)

どんなアクシデントにも対応出来るほど
日常から、お客様をお迎えする準備ができている

さすが、「丿貫(へちかん)」さんですねー・・・と

ですが、これには後日談があり
利休は予め「丿貫(へちかん)」が落とし穴を掘っていたことを知りながら

わざと、そこに落ちたというのですΣ(゚Д゚)

「なぜ知りながら・・・」と問われると

せっかく掘った穴に落ちないでよけて通れば
亭主の心尽くしをムゲにすることになるので

「 わざとそうした。」

といいます。Σ(´∀`;)

ここで大事なのは
利休はわかっていて落し穴にはまった・・・
ということです

そして丿貫(へちかん)は利休なら、そうするとわかっていて
予め落し穴を掘り
風呂と衣服の用意をしていたということです

茶の前に、風呂に入って
心身ともにリラックス・・・ということでしょうか??(笑)

確かに、茶を飲みに来た人に
「先にお風呂に・・・」と言ってもわざとらしいので
あえて、風呂に入らざるをえない状況を作った・・・のでしょうかね(笑)

客を招く側は
客を楽しませる
最大限に茶を楽しむための仕掛けを
用意する

が、客は客で
ただもてなされるだけでなく

主人の「もてなそう」という気持ち(趣向)を察して
それに応じる

もてなす側の努力と
もてなされる側のノリ

これが揃って、初めて良い茶会が出来るのです

それでなければ「茶道」とはいえない
と諭した話でもあるのです(゚∀゚)

とはいえ、やはり落とし穴は斜め上過ぎますし
それに乗った千利休も、かなりの斜め上を行っていると思います(笑)

茶の時間は、主客一体となって作るもの
招く方は心を尽くして、準備して
招かれた方はそれを感じて心を配る

ですので、落とし穴など掘る必要はありません
おそらく9割方怒られると思います(笑)

高いお茶を使う必要はなく
ちょっと、庭の花を摘んで
そっ・・・と湯呑みの横に添えるだけで

それだけでも十分気持ちは伝わります
盛りっ盛りゴージャスにする必要はありません(笑)

もてなされた側も、そのささやかな心配りにに気付いて

「とてもきれいなお花ですね・・・」と

「ありがとう」を表現する

その主客が一体になった瞬間に
「茶の時間」が完成するのです

お家で家族と飲むお茶

友人を招いて出すお茶

お客様に出すお茶

それらのお茶TIMEをどう過ごせるか・・・
それはまさに、そこに居合わせた人次第(゚∀゚)

みなさまもぜひぜひ、
主客一体の茶の時間となるように意識してみて下さい

いつもの「あたり前」のお茶の時間が
ちょっと特別な時間になると思います(*´艸`*)

それでは皆様
今日も良いお茶TIMEを♪

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